大阪公立大学 WEB OPEN CAMPUS 2021
大阪公立大学
海洋システム工学科
総合型選抜 オンライン説明会&個別相談会
本年の総合型選抜説明会&個別相談会は終了いたしました。
海洋システム工学とは
地球は、地圏、水圏、気圏とそこで生きる生物圏から構成されるすステムと捉えることができます。
この”地球システム”の中の水圏、特に海の環境という自然を理解し、その自然を壊すことなく海を利用し豊かな人間社会に貢献するために、海という自然システムと、海を利用する人工システムを統合する学問の構築を目指しています。
3つの特徴
日本有数の海洋工学が学べる
世界でも経済大国としてのポジションを持つ日本ですが、そんな日本の貿易の99.7%*を支えているのは、船です。
しかし、重要な役割の造船系の教育コースのある大学は、全国に8つ*しかありません。
その中の1つが、ここ大阪府立大学工学域海洋システム工学課程です。
*日本船舶海洋工学会調べ(2006年)
生きた知識が得られる課外活動などの学生参加型授業が豊富
新入生歓迎学外合宿
新しく海洋システム工学課程に配属した学生に課程のことをよく理解してもらうために、配属後すぐの4月に教員全員と多くの上級生が参加する合宿を行っています。合宿を通して教員と学生、学生間の親睦を深めます。
乗船実習
神戸大学海事科学部の練習船で船舶運行の実際を体験します。普通のクルーズとは違い、ブリッジや機関室を見学することができ、毎年3年生の学生が参加しています。
海洋環境計測
海洋システム工学課程では、多くの学生、教員が参加して大阪湾などの閉鎖性海域での環境計測を継続して行なっています。このフィールドワークを通して沿岸域環境の現状を知り、環境保全に対する高い意識を養います。
卒業研究発表会
4年生が1年をかけてやり遂げた卒業研究成果の発表会を行っています。全教員と下級生を含めた多くの学生が参加する発表会では、論理をわかりやすく説明することが求められます。この発表会を通して、高いプレゼンテーション能力が養われます。
教員と学生との距離が近い
海洋システム工学課程のユニークなところは、教員と学生がとても親しいところです。
チューター制度といって、海洋システム工学課程に配属した学生にはひとりひとり、教員が履修などの相談に当たっています。
さらに通常の授業カリキュラムに加えて様々な学生参加型の活動を行っています。
これらの当課程の活動を通し、教員と学生がともに学び、ともに喜びを分かち合います。
5つの研究分野
- 海洋輸送工学
- 人工システムを対象とした、船舶など海上物流手段の高度化を担います
- 海洋空間利用学
- 海上空港など海洋空間の新しい利用を考えます
- 海洋資源工学
- 海洋における資源や自然エネルギーの持続的利用を考えます
- 海洋環境工学
- 海洋環境の保全や修復を目指します
- 海洋システム計画学
- 上記の全てを統合して、海洋を利用する人間活動のあり方を追求します
入試
「一般入試、総合型選抜
の2つの方式があります。」
海についての課題発見のための知識と課題の解決に取り組む意欲を併せ持ち、様々な立場の人間同士でチームを作り、働くことへの強い関心と意志のある方を積極的に受け入れています。
大学入学
海洋システム工学課程では、海洋にかかわるあらゆる自然・人工システムを教育・研究の対象としています。
そのため、船舶に固有の学問に加え、海洋の技術開発に積極的に対応できる教育・研究をおこないます。
1回生
「プロフェッショナルのスタートライン」
まず、工学の基礎学問として以下の学問を学びます。
力学、数学、流体力学、材料・構造力学
2~3回生
「海を学術的・専門的に学ぶ」
・自然システム・環境系学問として、主に、以下の学問を学び、どのような工学にも共通する環境システムに関する考え方を修得します。
システム工学、海洋環境学、海洋物理工学、海洋生態工学、海洋計測、海洋システム計画学
・海洋利用システムを専門的に学んだエンジニアになるために、主に、以下の学問が用意されています。
海洋輸送工学、海洋資源工学、海洋空間利用工学
4回生
学びの集大成を表現
1年丸々を研究に費やします。属する研究室によって研究内容が大きく変わりますが、3回生までの学びをアウトプットしていただきます。
大学院
「90%が進学。人類未踏の
海に関する科学を切り拓く」
主に、以下の分野を研究します。
・豊かで美しい海を守り続けるための技術
・広大な海洋空間での安全で効率の高い海洋輸送システム
・豊富なエネルギーおよび資源等を持続的かつ発展的に利用するシステム