授業

開講場所 : 大阪大学中ノ島センター 3F 講義室304(http://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
対象学生 : 博士前期課程(修士)
授業日時 : 春学期(4月~6月前半、木曜日)、夏学期(6月後半~8月初旬、木曜日)、秋学期(10月~12月初旬、木曜日)
授業形式 : 講義時間:一限目(10:50-12:05)、二限目(12:50-14:05)、三限目(14:25-15:40)、四限目(15:55-17:10) 75分授業

春学期【1Q】

「海洋資源工学特論」、「海事産業とマリタイムガバナンス」

夏学期【2Q】

「海上輸送技術特論」、「基準および規則開発とリスク評価」

秋学期【3Q】

「造船産業技術特論」

 

授業名と担当者:

春学期【1Q

海洋資源工学特論【大阪府立大学提供科目、2単位】2020年度は開講しません。

担当:中谷直樹(大阪府立大学)

内容:海洋化石燃料資源、深海底鉱物資源の資源量や探査・開発技術について講義する。また、地球の資源・エネルギー需給の現状と将来予測を基に、海洋資源利用の重要性について述べるとともに、海水資源、生物資源等について、資源量、利用価値、持続可能性評価などについて解説する。さらに、海洋開発に関するトピックを題材に、その社会的意義と問題点について考えるグループワークを行う。

 

海事産業とマリタイムガバナンス【神戸大学提供科目、1単位】2020年度は開講しません。

担当:廣野康平、岡本信行、勝井辰博(神戸大学)、辻本勝(海上技術安全研究所)、森有司(国土交通省)

内容:海事産業の活動は国際的な協調の下に行われることが不可欠であり、様々な社会的背景から生じる諸問題に対応するために国際海事機関(IMO)において議論が行われ、基準や規則が制定されている。本講義では海事ガバナンスのしくみについて理解するために、海運と船員教育(廣野)、海底資源開発(岡本)、船舶の基準および規則開発(石原、辻本)の3テーマを取り上げ、その国際的取り組みについて解説する。

 

夏学期【2Q

海上輸送技術特論【神戸大学提供科目、2単位】2020年度は開講しません。

                       受講希望者は次年度に受講申請してください。

担当:笹健児、宋明良、鎌原淳三(神戸大学)、日本舶用工業会、海運企業および舶用工業関連企業の実務担当者

内容:海上輸送は日本および世界の産業活動を支える必要不可欠な社会基盤である。これに密接に係わる様々な工業的技術および海運経営論の2点を中心とし、国際海運の安全で確実な運航のための技術、仕組み、諸問題を講義テーマとする。輸送技術については、船舶運航に必要な様々な技術(機関、船舶管理システム、長距離通信、航海計器、環境保全など)を解説し、海運経営については、国際的視点からの海上輸送および物流に関する企業経営、運営、戦略技術などについて解説する。

  ・ 基準および規則開発とリスク評価【大阪大学提供科目、1単位】スケジュール通り開講しますが、

                                オンライン講義の可能性があります。

担当:太田進(海上技術安全研究所)、有馬俊朗(日本海事協会)、梅田直哉(大阪大学)

内容:船舶の基準および規則開発に関し、国際海事機関(IMO)での取組みに関連する行政の役割、海上交通問題における技術的、制度的な取り組みとその事例、船舶および諸設備の安全性に関わる技術的、制度的な取り組みとその事例を紹介する。また、第3者機関としての船級協会の役割および船級規則開発についても紹介する。更に、これらの基準及び規則開発の中で用いられるリスク評価手法の基礎及びその応用例を紹介する。なお基準策定についての国際交渉を想定したディベートを演習として行う。このためこの科目履修に当たっては、春学期の「海事産業とマリタイムガバナンス」あるいは同等の科目を履修しておくことが推奨される。

 

秋学期【3Q

造船産業技術特論【大阪大学提供科目、2単位】申請は後期です。

担当:大阪大学教員、造船企業の実務担当者

内容:船舶工学の学問体系はいわゆる“総合工学”として高い評価を受けてきた。その根幹にあるのは解析(Analysis)と統合(Synthesis)であり、ものづくりの原点といえる。しかし解析技術の細分化、専門化は逆に統合化能力の体得を困難なものにしている。本講義では、船舶の製造現場において船舶工学に関わる解析技術が実際にどのように用いられ、さらに統合化されて船舶という工業製品に結実していくのかを造船技術者の視点から学ぶことによって技術者としての素養を高め、さらに最新の技術的課題に触れることによって将来の造船技術のあるべき姿について考察することを目標とする。

 

春学期【1Q】

2020年度は開講しません。受講希望者は次年度に受講申請してください。

授業名 海洋資源工学特論
担当者 中谷直樹
実授業時間 春学期[1Q]木曜1~4限  1限75分(選択科目) 一部,9:20開始の0限目あり
単位数 2単位
到達目標及びテーマ  地球環境および資源・エネルギー不足の問題に関する現状と将来について学ぶことにより、持続可能な資源利用の考え方と海洋資源利用の重要性を認識し、問題理解能力や問題分析能力を醸成できる。また、各種海洋資源の資源量や利用価値、持続可能性評価について習得することにより、海洋資源利用の戦略や計画策定に関する技能を獲得できる。さらに,海洋開発の将来について考えるグループワークにより,情報収集能力,伝達能力,主体的に考える力を身につける。
概要  海洋化石燃料資源、深海底鉱物資源の資源量や探査・開発技術について講義する。また、地球の資源・エネルギー需給の現状と将来予測を基に、海洋資源利用の重要性について述べるとともに、海水資源、生物資源等について、資源量、利用価値、持続可能性評価などについて解説する。

さらに、海洋開発に関するトピックを題材に、その社会的意義と問題点について考えるグループワークを行う。

授業計画 授業計画

第1回: ⼈⼝爆発、⼈間活動と資源利⽤、気候変動の現状と将来予測(中⾕)4/23 10:50~

第2回:地球の⽔・⾷糧・エネルギー需給の現状と将来予測(中⾕)4/23 12:50~

第3回:陸上資源開発の限界(中⾕)4/23 14:25~

第4回:海洋⽯油・天然ガス、MHの資源量、探査および開発技術(中⾕)4/23 15:55~

第5回:海洋資源開発の経済性(中⾕)5/7 9:20~

第6回:深海底鉱物資源の資源量、探査および開発技術(中⾕)5/7 10:50~

第7回:海洋表層および深層⽔の利⽤技術(中⾕)5/7 12:50~

第8回:海洋⽣物資源とその持続可能な利⽤(中⾕)5/7 14:25~

第9回:資源・エネルギーの持続可能な利⽤(中⾕)5/7 15:55~

第10回:CO2 回収と海底下貯留(中⾕)5/14 10:50~

第11回:海洋開発の実際(事例紹介)(中⾕)5/14 12:50~

第12回:持続可能性評価と SDGs(中⾕)5/14 14:25~

第13回:グループ演習型課題の説明・グループ分け(中⾕)5/14 15:55~

第14回:グループ演習(情報共有)5/28 9:20~

第15回:グループ演習(情報分析・追加情報の収集 その1)5/28 10:50~

第16回:グループ演習(情報分析・追加情報の収集 その2)5/28 12:50~

第17回:グループ演習(まとめ・プレゼンの作成)5/28 14:25~

第18回:グループ演習(発表会)5/28 15:55~

テキスト又は参考書等 海洋開発産業概論、海洋開発ビジネス概論、海洋開発工学概論

 

2020年度は開講しません。 受講希望者は次年度に受講申請してください。

授業名 海事産業とマリタイムガバナンス
担当者 森有司、辻本勝、岡本信行、廣野康平、(勝井辰博)
実授業時間 春学期[1Q]木曜1~4限  1限75分(選択科目)
単位数 1単位
到達目標及びテーマ  海事産業のいくつかの活動に焦点をあて,その国際的な基準や規則の現状とその制定過程を学ぶことによって,海事産業に関連する科学技術を学ぶ上で重要な,海事ガバナンスの知識を身に着けることを目標とする。
概要  海事産業の活動は国際的な協調の下に行われることが不可欠であり,様々な社会的背景から生じる諸問題に対応するために国際海事機関(IMO)において議論が行われ,基準や規則が制定されていく。本講義では船舶の設計製造および運航と海底資源開発に焦点をあて,諸問題に対する技術的・制度的対応について解説する。
授業計画 ※回数ごとの内容を記載

本講義では海事ガバナンスのしくみについて理解するために,海運と船員教育,海底資源開発,船舶の基準および規則開発の3つのテーマを取り上げ,その国際的取り組みについて解説する。

海運と船員教育では船舶運航の要として位置付けられる船員について,国際的な取り決めを概観するとともに,今後の展開を考察する。

海底資源開発ではその最新のトピックスを紹介するとともに,海底資源開発の国際ルールであるMining Codeの策定状況について解説する。

船舶の基準および規則開発に関しては,国際海事機関(IMO)で取組みに密接に関連する国内法の制定等について行政の役割,海上交通問題における技術的,制度的な取り組みとその事例,船舶構造及び諸設備問題における技術的,制度的な取り組みとその事例,船舶構造問題における技術的,制度的な取り組みとその事例を紹介する。また,第3者機関としての船級協会の役割および船級規則開発についても紹介する。

第1回(5/21):IMOにおける船員の資格に関する議論 (廣野康平)

第2回(5/21):海技者養成の国際的な枠組みと我が国の対応~STCW条約と船舶職員及び小型船舶操縦者法~ (廣野康平)

第3回(5/21):今後の船舶運航と求められる船員の要件 (廣野康平)

第4回(5/21):海底資源概論 (岡本信行)

第5回(5/21):Mining code策定状況について (岡本信行)

第6回(6/4):EEDI規制と船舶性能 (辻本勝)

第7回(6/4):基準及び規則開発における行政の役割とリスク評価の事例 (森有司)

第8回(6/4):海上交通問題における技術的,制度的な取り組みとその事例 (森有司)

第9回(6/4):海上交通問題における技術的,制度的な取り組みとその事例 (森有司)

テキスト又は参考書等 参考資料は必要に応じて配布する。

 


夏学期【2Q】

2020年度は開講しません。 受講希望者は次年度に受講申請してください。

授業名 特別講義「海上輸送技術特論」
担当者 笹 健児、宋 明良、鎌原 淳三、各企業の講師
実授業時間 夏学期[2Q] 木曜1〜4限  1限75分(選択科目)
単位数 2単位
到達目標及びテーマ 授業のテーマ

海上輸送に密接に係わる様々な工業的技術を中心として、国際海運の安全で確実な運航のための技術、仕組み、諸問題をテーマとする。

授業の到達目標

上記のテーマの下、舶用工業企業および海運企業の実務担当者らを講師として迎え、講師らの知識・経験を含めた最新の舶用技術や企業経営などに関する解説を通して、実際の製品・技術の開発、応用技術、実運用などついて知識や理解を深め、実社会の最新動向を知ることを目標とする。

概要  輸送技術については、船舶運航に必要な様々な技術(機関、船舶管理システム、長距離通信、航海計器、環境保全など)や国際的視点からの海上輸送および物流に関する企業経営、運営、戦略技術などについて解説する。
授業計画 授業計画以下に、教授する主な項目を示す。

(1) 海運産業概説と日本海運の変遷(日本郵船、2コマ、6/11)

(2) 海運業の直面する問題-世界経済と日本海運-(商船三井、2コマ、6/11)

(3) 船舶運航における安全管理体制の取り組みと関連技術(川崎汽船、2コマ、6/18)

(4) 海上輸送と舶用技術(日本舶用工業会、2コマ、6/25)

(5) 高度船舶管理システムの概要と最新技術(阪神内燃機工業、ヤンマー、2コマ、6/25)

(6) 大型ディーゼル機関の概要と最新技術(IHI原動機、2コマ、7/16)

(7) 長距離通信の概要と最新技術(日本無線、2コマ、7/16)

(8) 航海計器の概要と最新技術(古野電気、2コマ、8/6)

(9) 環境保全のための舶用機器の概要と最新技術(JFEエンジニアリング、2コマ、8/6)

成績評価方法および成績評価基準 成績評価方法 

各回の講義で実施する小テスト及びレポート課題の解答状況をもとに基本的に評価するが、講義時における姿勢や取り組み状況も適宜加味した形で総合的に評価する。

成績評価基準

小テスト及びレポート:専門用語の知識および教授内容の理解度、丁寧に論理的な説明や解答がなされているか、読み手に配慮したレポート作成が行われているか。

講義における姿勢や取り組み:授業態度、授業への積極的な参加度(講師への質問等)。

 履修上の注意(関連科目情報)

 

準備学習・復習

 企業から講師を迎えて実施する講義のため、受講モラルに注意を払うこと(遅刻や私語等は厳禁)。企業の講師が交代しながら実施するため、大学教員が行う通常の講義のような時間管理は難しい。講義時間の厳守には努めるが、状況によっては終了時間について若干の延長もあり得ることを了解されたい。また講義中の講師に対し著しく礼を失する受講態度の学生に対して今後の講義継続に支障をきたす可能性があり、担当教員により退室を命じることがある。

各講義受講前にキーワードなどについて確認して講義に臨むこと。受講後は、配布資料とノートを用いて講義を振り返り、講義中に出てきた専門用語や内容について復習し、理解を深めること。講義内容に対する聴講の意思を持って準備・復習すること。

テキスト又は参考書等  必要な資料等は、各講義の直前にて電子資料にて配布する。
 キーワード   舶用機器、ディーゼル機関、船舶管理システム、通信技術、航海計器、海洋環境保全、IMO、船舶保険、海運産業

 

スケジュール通り開講しますが、オンライン講義の可能性があります。

授業名 基準および規則開発とリスク評価
担当者 太田進(海上技術安全研究所)、有馬俊朗(日本海事協会)、(梅田直哉)
実授業時間 夏学期[2Q]木曜2~4限  1限75分(選択科目)
単位数 1単位
到達目標及びテーマ  人命損失及び大規模な油流出を伴う重大海難事故並びに船舶の折損事故等に見られる船舶構造問題、輻輳海域における船舶の衝突回避などの海上交通問題、船底塗料問題、船舶からの大気汚染問題に見られる環境問題などに関係して、船舶の安全・環境基準の策定のツールとしてのリスク評価手法や国際交渉におけるディベートの方法論を学ぶことを目標とする。
概要  船舶の基準および規則開発に関し、国際海事機関(IMO)での安全・環境基準に関わる問題中のトピックを取り上げ、アカデミック・ディベートの演習を行う。また、第3者機関としての船級協会の役割および船級規則開発についても紹介する。更に、これらの基準及び規則開発の中で用いられるリスク評価手法の基礎及びその応用例を紹介する。
授業計画 第1回~第3回 海上技術安全研究所、大阪大学担当

第1回(7/2):海事分野の規制についてのディベートを行う。

第2回(7/2):海事分野の規制についてのディベートを行う。

第3回(7/2):海事分野の規制についてのディベートを行う。

第4回~第9回 日本海事協会よりの招聘教授担当

第4回(7/9):船級協会の役割及び船級規則開発の概要(その1)

第5回(7/9):船級協会の役割及び船級規則開発の概要(その2)

海上保険と密接に関連して誕生した船級協会の歴史及び役割について、その概要を紹介する。また、基準及び船級規則開発のプロセス及び現状等について、その概要を紹介する。

第6回(7/9):リスク評価手法の基礎と船舶構造問題における活用例(その1)

第7回(7/30):リスク評価手法の基礎と船舶構造問題における活用例(その2)

リスク評価手法の基礎及び応用例について、その概要を紹介する。また、人命損失を対象とするリスク評価手法でキーとなる費用対効果解析について演習を行う。

第8回(7/30):国際条約、船級規則及び業界標準の役割とその概要(その1)

第9回(7/30):国際条約、船級規則及び業界標準の役割とその概要(その2)

IMOの目標設定型構造基準(GBS)、船級協会連合(IACS)の共通構造規則等及び国際標準機関(ISO)等の業界標準等の関係性及び役割等について、その概要を紹介する。

テキスト又は参考書等  講義時に紹介。なお、履修に当たっては、春学期の「海事産業とマリタイムガバナンス」あるいは同等の科目を履修しておくことが推奨される。

 

 

秋学期【3Q】

申請は後期です。スケジュール通り開講予定です。

授業名 造船産業技術特論
担当者 造船企業の実務担当者、(大阪大学教員)
実授業時間 秋学期[3Q]木曜1~4限  1限75分(選択科目)
単位数 2単位
到達目標及びテーマ  船舶工学の学問体系はいわゆる“総合工学”として高い評価を受けてきた。その根幹にあるのは解析(Analysis)と統合(Synthesis)であり、ものづくりの原点といえる。しかし解析技術の細分化、専門化は逆に統合化能力の体得を困難なものにしている。本講義では、船舶の製造現場において船舶工学に関わる解析技術が実際にどのように用いられ、さらに統合化されて船舶という工業製品に結実していくのかを造船技術者の視点から学ぶことによって技術者としての素養を高め、さらに最新の技術的課題に触れることによって将来の造船技術のあるべき姿について考察することを目標とする。
概要  造船実務担当者が船舶の計画、設計から製造にいたる各段階での手法および最新の技術トピックスを教授し、造船産業の中核となる技術論を体得する。
授業計画 授業計画 ※回数ごとの内容を記載

第1回:造船産業概説

第2回:基本計画論(Ⅰ)

第3回:基本計画論(Ⅱ)

第4回:事例研究(Ⅰ) タンカー、バルクキャリア

第5回:構造設計(Ⅰ)

第6回:構造設計(Ⅱ)

第7回:船舶性能論(Ⅰ)

第8回:船舶性能論(Ⅱ)

第9回:艤装設計Ⅰ(船体)

第10回:艤装設計Ⅱ(機関)

第11回:艤装設計Ⅲ(電気)

第12回:事例研究(Ⅱ) コンテナ船、自動車運搬船

第13回:造船工作

第14回:溶接

第15回:生産計画

第16回:事例研究(Ⅲ) ガス船

第17・18回:試験

テキスト又は参考書等 講義資料を配布する。

適宜、参考となる資料を紹介する。