FEM
FEM
Finite Element Methodの略称で日本語では「有限要素法」と訳され、「微分方程式を、近似的に解くための数値解析」の方法のこと。連続した問題解析対象を、多くの微小な要素で構成される解析要素でモデル化し、複雑な境界条件や解析対象の多様性への適合性に優れている。つまり、複雑な形状・性質を持つ物体を小部分に分割することで近似し、全体の挙動を予測しようとするもの。
関連する研究
-
—
高温割れ(終端割れ)を防止する「併進加熱」
船舶等の大型鋼構造物の組立には溶接が不可欠である。生産効率を向上させるため、自動溶接技術を用いた高電流・多電極化による高溶着・高速化が図られているが、大入熱溶接によって高温割れ(終端割れ)が発生し問題となっている。
-
—
ROVによる大阪湾の海底地形調査
我々が提案する熱伝導率データ同化法は、熱弾塑性解析FEMでT℃における熱伝導率予想値Fを算出し、実測値Yに対してアンサンブルカルマンフィルタ等を用いてデータ同化を行い、推定値Aを得て、その後のシミュレーションの初期値として使用する手法である。
-
—
線状加熱(ぎょう鉄)及び歪み取りの自動化
金属板を加熱すると塑性変形が発生するが、これを積極的に利用したのが造船等で使用されている線状加熱/ぎょう鉄と呼ばれる技法で、鉄板をガスバーナー等で加熱することにより複雑な曲面形状を造形することができる。